2013年4月20日土曜日

マルニ クイックショット

クリンチャーでもチューブラーでも使えるパンク修理剤です。
マルニはパンク修理部材の大手なので、使い物になるんじゃないか? と思って、試してみましたよ。
マリポーサエスプレッソがいまいちっぽいので、期待半分だったのが実のところ。

こいつの良く出来てるところは、バルブにねじ込むアダプターが付属してること。なので、バルブにねじ切られてないチューブでは使えないですが、そのおかげで注入失敗がなくなってます。これ失敗する人はいないだろー

まず、千枚通しをグリグリと突き刺して穴開け。ふしゅーっと音を立てて空気が抜けてくくらいの穴が開きました。
次に、チューブの空気を抜き、バルブアダプターをセットしてクイックショット注入!
タイヤが膨らんでいき、パンク穴からシーラントがブクブクと出てきました。
しばらくするとブクブクがストップ!

ここで、緊急用とはいえ3気圧ではちと低いので(クイックショットは、23Cくらいであればシーラントと同時にガスも3気圧程度入るとのこと)、試しに8気圧まで上げてみることに。
すると、穴から再び泡が出てきちゃいました。こりゃ上げすぎかー‥ と思っていたら、じきに止まってしまい、耳を近づけても聞こえるレベルの空気漏れ音はありません。
このまましばらく放置してみることにします。

2週間後、穴がどうなってるのか外して見てみました。

2週間たっても、タイヤは硬いです。ラテックスチューブは買ったことがないので、少なくともスローパンクはしてないということ(してればペコペコになってるはず)。
うっすらと見える白い丸は、シーラントの跡。真ん中が千枚通し突き刺した穴。

チューブの穴から噴出したシーラントは、タイヤの外にも出てきますが、タイヤの中にももちろん出ちゃいます。
シーラントが届いてない部分は綺麗なもんですが‥

シーラントが届いた部分は、乾いたシーラントでこんなです。
長期間入れたままにすると、腐食する恐れありと注意書きがあるので、ビードの隙間やリムテープの隙間からリム内面に付着、そこが最悪腐食することになるかもしれません。
念を入れた注意書きであって、平気だとは思いますけど。


空気を入れてみたところ、ありゃー! 止まってたと思ってたのに、シーラント出てきちゃいました。
チューブが縮んだときに、シーラントの膜にダメージがあったのかも?
でも、数十秒もすると止まりましたよ。その後ホイールにセットして圧をあげてみても大丈夫。
写真はウエスで拭き取ったところ。チューブのセンターライン上の丸が、開けた穴です。左側の横長のは、外したときにはすでにあったシーラントの乾いた跡。

空気抜いて、また入れてなんてことをやってると、そのときは一時的に開いちゃうかもしれないですね。

試したチューブは、R-Air! 薄い軽量チューブでもばっちり働いてくれました!
確かこのホイールR-Air入れてたよなと思いつつ、タイヤが古いので実験台にしてしまったのだけど。
ちっともったいなかったか!

実験の結果、大いに使えるといっていいでしょうね~
一瞬で抜けちゃうような大穴のパンクはともかく、はっきりと音を立てて抜けてるレベルの穴が塞がるんですから。
かなりのパンクでは、少なくともその日を走りきるくらいは容易であると言っていいでしょう。
ということは、通勤中で時間をかけたくない、天気が悪くて気分が乗らない、あるいは単に出先での交換がめんどくさいw なんてときは、バッチリ役立ってくれると思います。
さらに自分は、仮に出番がきたら、1週間経って問題なければそのままそのチューブを使い続けるつもり。

最初の注入実験をなじみのお店でやってたら、その場で「これはいいねー」と注文してくれてたw
マルニが昔出してた液体タイプのシーラントは、効果がかなり弱かったらしく、最初は懐疑的に見てたっぽいんで、マルニの汚名返上できてよかったw
いつでも近所で買えるのはありがたいですよ。ヨドバシで送料無料ですけどネ。

なお、メーカーでは、クイックショットは緊急修理剤なので、すぐに本修理をするように言ってます。
そのまま使い続けるのは自己責任です。

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